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・前回調査と比較すると、「映画・演劇・音楽会」、「飲食・買物」、「動植物園・水族館・博物館見物」、「都市散策」は参加率が前回を若干下回った。「風景鑑賞・花見・名所旧跡等の行楽」「ドライブ」、「温泉浴・ヘルスセンター」は前回とほとんど同じであった。
・過去6回の調査を見てみると、「動植物園・水族館・博物館見物」の参加率は、27.6%→32.3%→32.1%→35,4%→37.0%→38.4%→35.8%と増加傾向から着手減少に転じた。「ドライブ」も、同様の傾向といえる。一方、「海水浴」は31.5%→31.4%→28.5%→26.7%→23.8%→21.6%→20.7%と減少傾向にある。
3. 1年間に平均すると1人当たリ35回の日帰り観光をしている
・1年間の日帰り観光の回数は1人当たり34.76回で、平均すると1ヵ月に3回の活動をしていることになる。全国の18歳以上の国民全体の1年間の延回数は、約33億人回になる。
・男女別にみると、1年間の日帰り観光の回数では、女性(36.20回)が男性(33.21回)を上回った。性・年齢別では男20歳代女10歳代〜20歳代は、日帰り観光の参加回数が多く、全体平均を大きく上回る。男女とも年齢の上昇とともに参加回数は減少し、60歳代以上になると平均値を大きく下回る。
・地域的には関東の参加回数が多く、都市規模では規模が大きい程参加回数が多い傾向が見られる。
・前回調査と比較すると1人当たりの1年間の日帰り観光の回数は、38.61回から34.76回と約4回程減少した。日帰り観光の回数の減少は、女50歳代を除き、巾拡い層で見られる。
・1年間で最も多く行われた活動は「飲食・買物」8.83回で、以下「ドライブ」3.67回、「都市散策」3.28回、「風景鑑賞・花見・名所旧跡等の行楽」2.38回、「温泉浴・ヘルスセンター」1.81回、「映画・演劇・音楽会」1.58回、「ゴルフ」1.29回、「つり・潮干狩」1.18回、「動植物園・水族館・博物館見物」1.03回が1回以上行われている。
・月別では8月が4.21回と最も多いが、6月〜7月、10月も多く、3回を超えている。逆に参加回数の少ない月は4月の2.37回である。
・月別に活動内容を見ると、「飲食・買物」はどの月でも日帰り観光の第1位であるが、その他では「8月のドライブ」0.46回、「4月の風景鑑賞・花見・名所旧跡等の行楽」0.30回、「8月の水泳(湖・プール)」0.31回、などが参加回数の多い活動に入る。「都市散策」は月に関係なく1年を通じて行われている。
・前回調査と比較して、参加回数の減少が目立つのは、「スポーツ見物」、「映画・演劇・音楽会」、「動植物園・水族館・博物館見物」、「スキー」などである。
4. 日帰り記光レクリエーションの種類別参加人口と回数
1年間に1回でも日帰り観光をした人の数(種類別参加人口)とその回数は次表の通りである。

 

 

 

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